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帰ってきた渡り鳥


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 4月例会の空山登山で死んだ小鳥を見つけました。参加者の中からキビタキではないかとの声があり、写真を撮って図鑑で確認しました。間違いないようです。

 キビタキは東南アジアで冬を過ごし、夏、日本列島周辺で繁殖する渡り鳥で、美しい鳴き声で知られています。これから伴侶を求めて巣作りを始めるところだったのでしょうが。

 ところで、日本で育った渡り鳥が秋になって南へ帰る、という言われ方がよくされますが、これは間違いでしょう。春になって日本へ帰ってくるのです。

 ちなみに、シベリア生まれのコハクチョウなど冬鳥の「北帰行」は、その意味で正確な表現といえるでしょう。

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