フクロウ
「ホッホー、ゴロスケホッホー」
ここのところ、毎晩のように裏の林からフクロウの鳴き声が聞こえてくる。
泊りがけで遊びに来ていた幼稚園児の孫娘に聞かせても、特に怖がる様子はない。タヌキが出るというとひどく怖がるくせに。
暗い林の中から聞こえてくる鳴き声、かなり不気味と思うのだが。
「奉公、ぼろ着て奉公」だと娘に講釈すると、とてもそんな風には聞こえないと笑う。世代間ギャップか。
裏の林に大木は生えているが、巣を作るほどの大きな樹洞は見られない。巣箱を架けたらひょっとしてと、毎年見事な花を咲かせるヤマザクラに目を付けた。目通り直径60cmの大木。
梯子やらロープやら大道具・小道具を持ち出して苦労して取り付けた。古い蜜蜂の箱を改造した大作だ。
ただ、フクロウの巣作りは12月~1月頃から始まるというから、今年には間に合わないかもしれない。
今年は無理でも来年の花見の頃にはと、期待しよう。
ところであの新宿御苑の花見、中止をせず開催すればよかった。60番の席は果たして埋まるのか?
フクロウの子育ての代わりに見たかった。