変身
駐車場の隅のホトトギスの葉を毛虫が食い荒らしている。
毒毛虫かと思われるほどまがまがしいが、毒はない。
ルリタテハの幼虫で、しばらくするとさなぎを経て華麗な蝶に変身する。こんな変身なら大歓迎だが、次のような怖~い「変身」もある。
先ごろ、韓国がフクシマF1に溜まり続ける「処理水」を海洋放出するなら国際問題だ、と注文を付けていた。
放射能を取り除いたとする処理水に、放射能を持つトリチウム(三重水素)で出来た水が含まれているからだ。トリチウムは約12年の半減期でベータ線を出してヘリウムに変身する。
トリチウムで出来たこの特殊な水の化学的な性質は普通の水と変わらないから、体の中に取り込まれる。
体の中でヘリウムに変身されたら、ベータ線の内部被曝を受けることになる。
原発を動かせば必ずトリチウムが発生する。分離が困難で、これを求めれば原発の経済性は成り立たない。だから世界中の原発が垂れ流す。
たまたま事故を起こしたフクシマだけが悪者となって流すに流せず、注目を浴びている。
日本政府は韓国に、アンタトコも海洋放出しているではないかと反論すればいい。ウチトコも高浜、大飯、伊方、玄海、川内で今も流している、同じ穴のムジナではないかと。
ウチの近くの玄海とアンタトコの古里や月城、長年お互いに臭か水ば流しおうた仲やないか?なんば言いよっとね。今さら水臭かなかと?この際、歴史問題もなんも水に流せばよかとよ。(日本政府博多出張所)