廃線敷のキノコ
11月の例会は廃線敷歩き。昭和60年に廃止された倉吉線跡を歩いた。
現在の山陰線倉吉駅と関金町山守森駅を結んでいたローカル線だ。
当時の雰囲気が残っているのは旧泰久寺駅周辺の一部で、線路の真ん中に生えた孟宗竹や民家の庭先に残るレールなど、異世界に迷い込んだようなたたずまいが人気を呼び、そこそこ観光客も訪れている。
30数名の参加者で、旧駅のプラットホームに腰を掛けて昼食を取り、廃線敷をのんびり歩き、快晴にも恵まれて楽しいひと時を過ごした。
線路脇の斜面に直径10cm以上にもなる大型のキノコ「ハイイロシメジ」が菌輪を作ってたくさん生えており、「一応食用」との声に、勇気のある者が応じて採取した。
その日の夜は高校の同窓生9人の泊りがけの集まりがあり、すき焼きに入れて食した。
翌朝全員無事を確認していたところ、前日の別の参加者からメール着信、「夕べ、油いためで一杯やったが、今朝、少しムカムカする」
「飲み過ぎではないか?人によっては中毒、キノコの種類によっては悪酔いもあり」と返信し、一件落着した。