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ぬばたま
- tottorishizen
- 2015年12月21日
- 読了時間: 1分
檜扇(ヒオウギ)の実。烏羽玉(うばたま)ともいう。
カラスの羽のように黒いことから名づけられたか。ぬばたまの語源はよくわからないが、「うばたま」がなまったものか。

夏にはこれがアヤメの仲間?と思われる鮮やかな花を咲かせていたが、秋にはつやのある黒々とした実に変わっていた。

古の人々はこれを枕詞に黒や夜を詠った。
ぬばたまの妹が黒髪今夜(こよい)もか 吾がなき床に靡(なび)けて寝らむ
ぬばたまの黒髪変り白けても 痛き恋には逢ふ時ありけり (万葉集)
今も昔も男と女
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