33年ぶりの大雪
2月11日、鳥取市の積雪が90cmを超え、33年ぶりの大雪と報道された。
田舎暮らしの必需品、軽トラも雪に埋まる
33年前といえば昭和59(1984)年、その冬は寒く、降り積もった雪はなかなか消えなかった。
仕事の先輩が、「春の彼岸に、山間部の墓地に母親の納骨をしようとしたが、墓はまだ雪の下だった。」と言っていたのを思い出す。雪の降る中、葬儀の受付を手伝っていたのでよく覚えている。
昭和38(1963)年のいわゆるサンパチ豪雪も相当のものだった。
高校受験を控えた中3で、積もった雪が凍みた早朝、道路を外れて田んぼや畑の上をシャリシャリと気持ちよく自転車を飛ばして登校していた。
いずれにしてもこれらの年は、全国的に山間部の離村に拍車がかかるほどの厳冬であった。
最近の大雪は交通マヒで大騒動となるが、10日も経てば夢幻のごとく融けてしまう。温暖化のせいか寒さが続かない。
電柱が倒れようが停電になろうが、これがあればなんとかなる。
一時的に降り込められても、退職して出歩くことが少なくなった身にはあまり苦にならない。寄る年波で玄関先の雪かきは少し応えるが。