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麦秋

  • tottorishizen
  • 2017年6月19日
  • 読了時間: 1分

 5月下旬から6月上旬にかけて鳥取県中部の平野部は黄色に染まる。

遠くに蒜山、大山の山並み

 昭和も30年代まで、日本中の田んぼはいわゆる二毛作、米と麦が交互に作付けされ、狭い農地の有効利用が図られていた。

 いつの間にか麦は姿を消し、米でさえ休耕田が目立つようになってしまった。

 県中部の麦は、直接食糧にされるわけでなく、ビール会社と契約栽培している二条大麦という種類だそうだ。

 食糧は輸入した方が安くなり、日本の農地は荒廃の度を深めている。食糧が巷にあふれる一方、今日の食にこと欠く子供たちの存在が問題となっている。

 経済のグローバル化の闇は深い。麦ご飯を食べた世代の一人として、この国の農業の行く末が気にかかる。

 
 
 

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