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毒キノコ?

 10月14日の本会キノコ観察会、採集したキノコの種類は少なかったが、中には面白いものもあった。

 真っ白なゴムまり状で、弾力があり、何か爬虫類の卵を思わせるような形をしていた。

 スッポンタケの幼菌で、食べられるとのこと。ネットでレシピを調べ、茹でてスライス。ポン酢で食してみると、ウーン、味はいまひとつ・・・

卵を外に出して3~4日、まさに顔を出したのはすっぽんの頭。異様な臭いも漂う。

 このほか、採取したものの中にはクサウラベニタケも混じっていた。間違えやすい有名な毒キノコで、毎年のように食中毒が発生する。

 2006年、世界的に巻き起こった「原子力ルネッサンス」なるデマ騒ぎに悪ノリした経済産業省が「原子力立国計画」を策定、わが国原子力産業の国際展開を支援するとした。

 うまいキノコだから食ってみろと、経産官僚にそそのかされた東芝は、アメリカの原発メーカー「ウェスチング・ハウス」を高値で買収した。

 ところがこれがとんでもない毒キノコ、全身に毒が回って倒産の危機に瀕することとなった。

 看板娘の半導体事業を身売りする羽目に陥っても、当の経産官僚は左遷されるどころか首相補佐官に起用されて責任も取らない。

 これを書いているパソコンは何代目になろうか。初めて買ったパソコンは確か東芝ダイナブックであった。

 19万人の従業員を擁する名門東芝は、「国策」に足を取られて衰亡しようとしている。

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