タブー
このたび地元のテレビで「鹿野祭り」が放映されていた。
何かの補助事業で、準備段階からの一部始終を記録として残すようだ。
祭りは4月中旬隔年で行われ、今年はそれに当たる。友人宅に招かれたものの酒はあまり飲める方でなく、お神輿、武者行列など小さな町とは思えぬほどの盛大なイベントを観るため外に出た。
4台の山車が並ぶ見事な景観を撮るため、2階など適当な場所はないかと人ごみの中で出会った知人に問うと、高いところから見下ろしてはならぬ決まりという。神事には様々な禁忌が存在する。
それでも以前は、女の子は山車に載せない、笛も吹かせなかったが、少子化で前回から解禁されたとのこと。神様より人間様のご都合次第である。
相撲協会も見習ったらよかろう。
祭りの3日後、招いてくれた友人と会ったが、「宴の後」の常なのか、何となく元気がなく、意気消沈している様子であった。